帰化許可申請書の注意点
■帰化許可に使用する年月日は全て日本の年号です。(平成xx年xx月xx日等)
■申請年月日、申請者の署名、住所欄は受付の際に記入するので記入しないで下さい。
■写真は6ヶ月以内、カラー、白黒どちらでも構いません。15歳未満の場合には親権者(普通は父母)と一緒に移した写真が必要です。
■出生地とは生まれた病院(産院)の住所地です。番地等が不明の場合は以下不明で結構です。
■住所はマンション名や部屋番号まで書いて下さい。
■氏名は日本で該当する漢字がある場合には日本の漢字に直す必要があります。
■通称名を使用している場合は、原則、過去に使用した通称名を全部書く必要があります。
■父母の本籍又は国籍の欄は中国の場合は、中国でOKです。
■帰化後の本籍は日本の領土内に実在する地番等であればどこでもOKですが、便宜上、現在の
自宅の近くがいいでしょう。
■帰化後の氏名に使える文字は基本的には常用漢字、ひらがな、カタカナ等です。また、日本人の配偶者や夫婦、子供がいっしょに帰化許可申請する場合は、現時点では日本において、夫婦、子供の別姓は認められていない為、帰化後の氏は統一する必要があります。
親族の概要書の注意点
■親族の概要は、同一世帯の親族がいっしょに申請する時は申請者ごとに作成する必要はありません。世帯主からみた続柄で作成すればOKです。
■在日親族、在外親族ごとに作成する必要があります。
■親族の範囲は、同居の親族のほか、申請者の父母、子、兄弟姉妹、配偶者、前の配偶者、内縁の夫(妻)、婚約者、配偶者の父母です。尚、死亡者も記載して下さい。
■不明な場合は、わかる所まで記載して、以下不明と書いて下さい。
帰化の動機書の注意点
■帰化の動機書は、来日に至った経緯・日本での生活・本国への思い・今後行いたい社会貢献等を盛り込み、手書きにより正直な気持ちで書いて下さい。(中国の方は漢字の使用は問題ないと思いますが、全部ひらがなでもOKです。完璧な日本語が求められているわけではありません。)なぜなら、帰化許可は本人の意思が存在しないと成立しません。また、帰化の動機は、各人様々であるとおもいますのでご自身の言葉で表現することが大切なのです。
■15歳未満は不要です。
履歴書その1の注意点
■氏名は本名及び過去に使用した通称名をカッコ書きで記載して下さい。
■学歴は退学や卒業の学部等についても記載して下さい。
■職歴には勤務先及び職種を記載して下さい。
■居住歴は、出生時の住所、来日時の住所、その後の転居先を記載して下さい。
■身分関係については、自身の結婚や、出産、親族の死亡の年月日も記載してください。
■1枚に書ききれない場合は2枚に分けて記載して下さい。
■年月日についてはわかる所まででOKです。
■15歳未満は不要です。
履歴書その2の注意点
■最近5年間の出入国歴を全て記載して下さい。
■1枚に書ききれない場合は2枚に分けて記載して下さい。
■目的、同行者は簡潔な表現でOK、氏名は求められていません。(商用、単独)(旅行、家族)
■技能・資格欄は日本及び本国での資格を記載して下さい。
■賞罰は表彰歴や交通違反、前科等を全て記載して下さい。
■古いパスポートをなくされた方や、パスポートを見ても出入国記録がわからない方は、法務省に出入(帰)国記録に係る開示請求をして下さい。請求から交付まで1ヶ月程度です。
詳しくは法務省秘書課個人情報保護係まで
生計の概要その1、その2の注意点
■生計の概要は、世帯を同じくする家族ごとに作成します。
■月収は、申請時の前月分について、手取額を記載して下さい。
■収入は、給与、事業収入、年金等を分けて記載して下さい。
■収入が世帯を別にする親族等からの仕送りによる場合には、月収欄に送金額を、種目欄に仕送りである旨を、備考欄に、仕送人の氏名及び申請者との関係を記載して下さい。
■収入の合計と支出の合計は一致させて下さい。
■負債があるときは、負債の内容、現在残高、完済予定を簡潔に書いて下さい。
■資産は、定期的な収入が証明できれば、資産が無くても問題ありません。資産は全て収入とのバランスを考えて記載して下さい。尚、収入とのバランスが合わないと脱税等を疑われ資産形成の過程について説明を求められる可能性があります。
■賃貸、リース等は記載する必要はありません。
■不動産は登記事項証明書を元に簡潔に書いて下さい。
時価は路線価等を参考にして、だいたいでOKです。
■定期的な収入が証明できれば、預貯金が無くても問題ありません。
■高価な動産とはおおむね100万円以上のものですが、法務局によっては自家用車等を持っていれば100万未満でも記載する様指導する所もあるようです。
事業の概要の注意点
■事業ごとに作成して下さい。
■1万円単位で簡潔に記載して下さい。
■経営者の欄は共同経営者がいるときは記載して下さい。(共同経営者 xx)
■資産の欄は、不動産(事務所、工場)、動産(自動車、トラック)等を記入して下さい。
在庫等の流動資産の記入は不要です。
■負債の欄の返済方法は簡潔に記載して下さい(随時、会計年度内、毎月10万円等)
■借入れの理由及び返済状況は簡潔に記入して下さい。(運転資金として借り入れしました。会計年度内に返済予定です。設備投資資金として借り入れしました。遅滞なく返済しています。)
■備考欄には主な取引銀行等を記載して下さい。
申請者の居宅付近略図注意点
■住所地図等を張り付けたものでOKです。
■過去3年以内に住所の変更がある人は前住所地の居宅付近略図
も必要です。
在勤・給与証明書の注意点
■在勤・給与証明書は帰化許可申請日の前月の給与証明を取り寄せて下さい。
■勤務先毎に取り寄せて下さい。
■氏名については通称名でもOKです。
■備考欄には賞与等を書いてもらって下さい。
宣誓書の注意点
■氏名は受付の際に記入しますので、あらかじめ記入しないでください。
■日付についても受付時に記入する方がよいと思います。
■15歳未満は不要です。